冴えない隙だらけのウォルターと思ってたけど、後半になるにつれて、すごくカッコよく見えてきた。白昼夢の癖もヘリに飛び乗ったところを境にパタリと終わり、現実世界に夢中になってたところがグッときた。
暗号を解きながらの手さぐりの旅路。
全部LIFEの表紙のネガに対する執着心。
追い続けてたショーンに逢えた瞬間、ショーンの人物像、台詞。
ネガの在り処を聞いた時、すぐ電話しなきゃ、国際電話だろうけど!と心が焦ったけどそんなことしなくても母が救ってくれてた事実も家族の暖かさにふれる部分だった。
旅行帰りの機内でこの映画を観たおかげで、このまま帰らないでもう一回違う国に行きたくなった。映し出す自然や人間力が爽快。まっすぐな作品。