「世界を見よ。危険に立ち向かえ。壁の裏側を見よ。もっと近づいて、お互いを知れ。それが人生の目的なのだから。」
遂にレビュー100作目です！これからもよろしくお願いします！
世界で幅広く読まれているアメリカの雑誌「LIFE」の写真管理者として毎日変化のない日々を過ごすウォルター。
彼の一番の楽しみは、憂鬱な現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることだった。
そんなある日、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルター。彼は決心しカメラマンを探すために、世界を旅することになる話。
ウォルターは憂鬱で面白みがない日々を過ごしていても、仕事には信念を持ち会社のポリシーを貫いているところに魅力を感じるキャラクターで物凄い妄想癖を持っていで面白い。ストーリーは特に変わったものがないが、この映画の凄いところはシーン一つ一つの構図だ。例えば、メインの人物がアクセントになるよう隅に配置されていて、計算された空間の使い方がされているためどのシーンも広告の写真のような美しさを誇っている。
それにセンスがイかしてる。様々なシーンがあるが特にスケボーのシーンなんかは本当に素晴らしく、広大な大地にスケートボードというアンバランスな組み合わせがとても活きていて興奮した。
以前、僕は何も夢を持っておらず惰性で生きているような人間だった。そんな僕に夢を与えてくれたのがこの映画だ。今でもこの映画からはたくさんの勇気と元気を貰っている。ありがとう。これからもよろしくね。
