Rosso

渇き。のRossoのレビュー・感想・評価

渇き。(2013年製作の映画)
3.9
ガチで圧巻。目が離せなかったし他のこと考えられなかったよなんじゃこりゃ...!!

お話以前にキャスト!
ちはやふるのドS先輩の清水尋也くん目当てでしたが予想を超えてグッときてしもうた...
藤島...ッ!(シコシコ)の後のアレ、本当にしんどみがつらい。

その目当ての彼以外も
汚い言葉撒き散らしキレまくる橋本愛ちゃん、一発ぶん殴りたくなるほどの徹底的ヘラヘラ暗黒妻夫木聡、あ〜僕得。

小松菜奈も森川葵も高杉真宙も二階堂ふみも良い味出しすぎだろ〜
オダギリジョー、コクソン(國村隼)も ってオールスターすぎる。
冷たい熱帯魚のでんでんの連れの黒沢あすか姐さんが霞んじまうよ〜。みんな好きだ...

じゃあお話は?って件ですが、
まあなんつーか役所広司があんな感じだから噛み合わねえんだ。全然。とにかくスマートじゃない。
物語を通して人間的成長や気づきを得る奴0ですから。

そんなこんなで混沌としすぎていて、正直落とし込めてないんですが、でも1番現実社会に見切りをつけて自由な夢の世界で思うままに誑かす小松菜奈ちゃんに対しての“渇き”なのかな〜〜 と。
見事なまでの自分への洗脳だよね、そりゃ付け入る隙もないし、
多方面の男どもも唯一性ある神格化さえしたくなるような存在なのだから愛したくなりますよ。
しかも愛してるって言ってくれるんでしょ。無理ゲー。破滅不可避。

音楽もいいね、ガチ合唱スタートから昭和の円谷プロ?ってオープニングに3年前の爽やかソング(映し出されるのは暗黒)にでんぱ組爆音。なんでもあり。混沌。

圧倒圧巻だが何が残ったかと言われると何とも...
俺が汲み取れないポンコツなのか、映画としてそのへん甘いのかどうなんだろうなとは思うが、
その辺スッと落とし込めてたらガチで4.5レベルに良かったっすね。
つまり惜しい。

P.S. 冒頭の渡辺大知くん、僕気づきましたよ。えへへ。
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