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ミッドナイト・ガイズのoden8のレビュー・感想・評価

ミッドナイト・ガイズ(2012年製作の映画)
3.2
人生の終わりが冬なら、彼らのこの限られた時間は晩秋の様な美しさ。
もうすぐ寒く厳しい季節がやってくるという悲哀。この夜空や樹木の美しさが衰退していくのかという哀愁。

終わらす為の時間。終わりを向かえる為の時間。
終る間際に何がしたい??男なら、ギラギラと自分らしく輝いてこそ!!"ワル"として生きてきたなら"ワル"のまま!!!その気概が好きだよね。死ぬ間際まで萌え滾る血は枯れへんのさ。

アル・パチーノ氏とウォーケン氏やったから観ていられる感じではあるよね。渋みが濃ゆいのよねん。
"最期の時間に何します??〜元ギャングver〜"の為、やることがパンピーと比べて些か過激。そこが魅せ場なんやけど、パンチ力が片足を棺桶に突っ込んでいるジジイのそれで。やや物足りなさを感じなくもない。ただ、そこに哀愁や大人の色気やジジイならではを感じるべき作品だよねぇ。

男は死ぬまで股間の話が一番楽しいのかもしれん。

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 3
Architecture(構成) 3
Picture(画) 3
Acoustic (音) 3.5
22-449
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