しげしげしげお

ねじ式のしげしげしげおのレビュー・感想・評価

ねじ式(1998年製作の映画)
2.8
売れない貸本漫画家のツベは、どん底生活の果てに遂に内縁の妻の国子と離れて暮らすことになる。国子は世田谷にある会社の寮の賄婦として住み込みで働くようになり、ツベは知り合いの木本のアパートに転がり込む。ところが、ツベは国子が浮気をしているのではないかと心配でならない。そんなある日、彼は国子が別の男の子供をはらんでいることを聞かされ、ショックで自殺を図るのだった。木本のお陰で一命を取りとめたツベは、その後、放浪の生活と妄想に浸る日々を送るようになる。一銭五厘で買われてきたという山里の寂れた居酒屋の娘・チヨジとの出会い、ヌード小屋通い、ふしだらな一夜を共にした女が営む、海辺にある大衆食堂へ、そして海に入ったツベはメメクラゲに左腕を噛まれてしまう。パックリと開いた傷口を押さえ、医者を探すツベ。しかし、探し歩けど見つかるのは目医者ばかり。やがて、彼は金太郎飴を売る母親らしき老婆との出会いを経て、漸くひとりの女医を見つけ手術をしてもらう。だが、外科が専門外の彼女はツベの傷口にねじを取り付けてしまうのだった。以来、左腕のねじを締めるとツベの腕は痺れるようになる(moviewalkerから引用)

伝説のアングラ雑誌「月刊ガロ」で人気を博したつげ義春の短編を詰め合わせしたのがこちらの映画。
OPから裸の女がグニャグニャ踊る、これでもかというくらいの赤のライトを使う、短編を詰め合わせしたので映画としての起伏が良く分からんという映画。
セットは昭和っぽいイメージで撮られてるので、ノスタルジーになるけれども話は合ってないような物。

浅野忠信の若い頃は綾野剛にそっくりのイケメン。
ガロを実写化するとこういう風になるのねと実感(南くんの恋人は上手くエンタメ化されたドラマだと思う)

良く分からないけれど、カルト的な映画の雰囲気と1990年代の雰囲気を味わいたいならオススメかも。
丹波哲郎、クレヨンしんちゃんでしか見たことなかったからこの作品に出てて感動しちゃった。
ていうか、浅野忠信以外ほぼほぼ故人…