アメリカの田舎町で繰り広げられるSFパニックホラー。
…前から気になる存在だったメグとの初デートで、ウキウキ気分のポール。しかしドライブの途中で、道端から急に飛び出してきた老人をひいてしまう。
その老人こそが最初の感染源だった。落下してきた隕石の中でうごめく“ブロブ”に触れてしまったのだ。
そこに偶然居合わせた不良少年ブライアンと共に病院に運ぶも、老人は不可解な死を遂げる。そこにさっきよりも巨大化したブロブが現れ…！
ブロブは、海岸に漂着する謎の肉塊“グロテスク・ブロブ・モンスター”からきている。スライム状のバケモンのこと。
イカのようなタコのような巨大な筋子のような、なんとも気色の悪い“ブロブ”なんですけど
やっぱり80年代の(((ぷるとろゲロネバぐちゃビローン))) 技術は素晴らしい。『遊星からの物体X(82)』や『グレムリン(84)』の時も思ったけど。手仕事が楽しい。工夫ってすごい。
ドクンドクンしてるんですよね透明感のあるスライムが。どういう仕組みなんだろーって考えるのは、フルCGが主流の現代には失われた楽しみ方。製作現場のブルーバックには萌えないもんな。っていうか萎えるばかり。
かといって、丁寧かつ圧倒的なグロ描写だけではなくストーリーも面白い。パニックムービーだし、みんな巻き込んでぐちゃぐちゃドーン！で終わりそうなものだけど、ゾッとするしっかりめのオチ付き。
