あきしげ

BUSHIDO MAN:ブシドーマンのあきしげのレビュー・感想・評価

BUSHIDO MAN:ブシドーマン(2013年製作の映画)
3.0
まるで格闘ゲームのような作品。

良かった点。

・こだわり抜いた格闘アクション
・単純明快で直球のわかりやすさ
・師匠という万能なキャラクター

悪かった点。

・好き嫌いが分かれる内容
・アジア格闘映画の劣化版
・ストーリー性がほぼない

低予算映画だから実現できる作品。
メジャーな作品では絶対にしない。
それほど偏っている内容なのです。

格闘技を扱った作品ではない。
武道家が武の道を究める作品。

本作は邦画として頑張っている。
主演の虎牙光揮はなかなか良い。
総合武術というだけに悪くない。

しかし、ずっと拭えないイメージがある。
・ジャッキー・チェン
・トニー・ジャー
この二人と比べるとかなり格落ちします。

どうも魅せる格闘アクションとして弱い。
ジャッキー・チェンの凄さが逆に分かる。
トニー・ジャーの凄さがより分かります。
両者の作品を見慣れている人はそう思う。

実際に劇中で比べてしまっている。
「ジャッキーなら、もっとコミカルさがある」
「トニー・ジャーならもっと体を張っている」
そう思ってしまうほど物足りない。

それでも邦画のレベルでは高い方のアクション。
ちゃんとしたアクション俳優が演じているから。
でも、カンフーやムエタイと比べると地味です。

格闘ゲームが好きなら楽しめるはず。
いろんな使い手がいて楽しめるはず。
師匠のキャラが良くて楽しめるはず。

これが楽しめないならば本作はクソ以下になる。
楽しみ方はそれぞれだが、個人的に好きな作品。

各使い手を掘り下げて、予算を与えれば可能性がある。
あきしげ

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