ららんるー

her/世界でひとつの彼女のららんるーのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
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上映時にキネマ旬報シアターにて鑑賞。
声だけで性行為をするシーンで隣に座っていたおばあさんが「はしたない、観ていられない、お金返せ」と出て行ってしまった。顔を合わせて、目を見て人と話してきた彼女たちの世代からは理解できず気持ちの悪いものだったのかもしれないが、携帯を使って、メールやSNSを使う私たちには全くわからない話ではなく、現に切なく感情移入する人がたくさんいるわけで。
近くに座っていた若者たちは出て行ってしまったおばあさんのことを非難していたけれど、私はそんな気は起こらなかった。彼女たちからするとこの映画に共感して感動できる私たちの方が異常なんだろうな、と。
スカヨハの声が良すぎだった。