ピエロがアツい！ 『テリファー2』の公開が待ちきれず、ピエロ映画を観ましたヨ❗
アートクラウンは理由なき虐殺で最高なんだけど、こちらのピエロはちょっと悲惨。子どもたちのいたずらで、顔面に包丁グッサリ→頭頂部へ突き抜け→鮮血ブシュー→でチーン。クラウンたちの黒魔術で6年後によみがえり復讐鬼と化す。見方によってはかわいそうな奴。ゆえに「悪ガキどもをギッタンギッタンにしてくれるのよねワクワク」と期待が高まる。
まあピエロのこいつも薄汚くて金にがめついので、あんまりかわいそうとは思えないのだけれど。
そして復讐の手口は、ピエロらしくて期待通り。ひとつひとつに投げ銭したくなるほどの出来栄え。以下すべてをご紹介しまぁす。
完全にネタバレなので、新鮮に楽しみたい方はすみやかに離脱されたし。おっと、いいねを忘れなさんなよ〜。
〈ピエロな惨殺アラカルト〉
缶切りで頭蓋骨パカッ
アイスディッシャーで脳みそ掻き出し31の新作発表
相手の口からうさちゃん取り出す惨殺マジック
後頭部から突き刺す傘が目ん玉ぽーん
飛んだ目ん玉がお口にすっぽりナイスショット
頭を貫通した傘がパッと開いてブラッディレイン♪
内臓引きずり出して膨らませ風船のワンちゃん
顔に空気入れでシュポシポバーン！
ちんたまもぎ取り風船にぶら下げてふーわふわ
猫は9つの命を持ってるんだってさー（9回惨殺）
とまあなかなかテクニカルな技を披露してくれたのだが、大いなる不満がある。なんとこの作品、すべてのゴアに規制がかかってるのだ。モザイクやぼかし、ネガ化モノクロ化。ありとあらゆる手段で、ちびっこファンとお母さまたちに配慮してるのだ。
……私は思う。臭い物に蓋も行き過ぎると逆効果だ。ストレスの限界を迎えたあなたの大切な宝物たちは、ピエロになってあのモザイクの向こう側へ行きたいと今すぐ行動を起こすだろう。ゲイシーの自伝を、夜中にこっそり読むことだろう。
何ごとも杉田かおるは大酒飲みと、昔から言うではないか。
だからぜひ、次のプライム配信ではノーモザイク特別編をオナシャス！
あとクソパリピどもは全員肥溜めで溺れ死にさせたらよかったのに。まったく手を出さないなんて、やさしすぎるゾ😘
このあたりで評価をひとつ落としました。隠さず遠慮せず、なら☆4だったかも。残念であります。
その他の見どころは、ピエロの復活シーン。誕生会の招待状がピューッと飛ばされて墓にペタリ。ピエロも招待されてしまったのだ。そうなりゃしょうがない、土の中から華麗に現れたピエロは、再びクソガキどもを楽しませようとステップ軽く歩いてゆくのであった。なんだかシャレてるでしょう？
私のマイピエロベスト3に躍り出たリチャード。意味深な（よくある）ラストだし、復活（とモザイクの撤去）を切望しちゃうよ〜。
