ろく

Mr.ジレンマン 色情狂いのろくのレビュー・感想・評価

Mr.ジレンマン 色情狂い(1979年製作の映画)
4.5
正直絶対見れないと思っていたけどまさか配信されているとはねえ。

日活&小沼勝という定番路線なれど主役に柄本明という怪作中の快作。まずキャスティングはすごい。主役ジレンマン役に柄本明、会社専務役に高田純二、さらに柄本の敵役にベンガルともうどこまで行きますか、これって感じ。そうそう、ギャグ監督には岩松了の字が。あんた、マジメな顔しているけどこんなの撮っていたんですよ。

さらに柄本、高田、ベンガルとそれぞれ体を張ったギャグ。柄本はダメサラリーマンだけどなぜかジレンマンに変身できる(でも別に強くなったわけではない)。ジレンマンになった柄本は悪を倒す……ってのは序盤だけで後半はただやりたいことをやるだけ。変態ですがな。そして変態仮面はここから来たんだね。

ナイスギャグ
高田純二……
すいかを食べながら秘書のアソコにかぶりつく。うんしょっぱい。
ジレンマンにやられた社員のパンツをかぶる。定番。
なぜか目玉を高速回転。あ、これは高田純二の持ちギャグね。

ベンガル……
おかまに変装。ジレンマンに女と間違われお釜を掘られる。悶絶。
最後も柄本にお釜を掘られる。さらにはう○こを食わされる。小学生しか考えないギャグだ。

柄本明……
「正義と真実と全国の処女の味方ジレンマン!」決め台詞はオッタマラーゲ。
満員電車でなぜか股間が勃ってしまう。その先にはなぜかシスター。
家族がベンガルに襲われるが「血は精液よりも薄いんだよ」と言って助けにいかない。
小料理屋の女将とは公園デートで妄想。全裸で踊りまくる。
ラストはふんどし一丁。その頼みの綱も外れる。全裸柄本。

いや見れて嬉しかったけどマジメなフォロワーさんは観ないふりをしてください。あ、マジメじゃないフォロワーさんはとってもおすすめ。これ観ずして小沼=日活は語れませんよ。あ、つまらなかったとしても補償はしません。ええ、絶対に!オッタマラーゲ!
ろく

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