Mr.ジレンマン 色情狂いの作品情報・感想・評価・動画配信

「Mr.ジレンマン 色情狂い」に投稿された感想・評価

半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.4
当初担当する予定だった脚本家が書けずトンズラし、急遽荒井晴彦が代理として書くことになりわずか3日で仕上げたといういわく付きのロマンポルノ。そのせいか当初映画の中心にいた主人公が憧れていたヒロインの日向明子の処女を守るエピソードが彼女が処女を失ったことで雲散霧消し彼女も途中から存在を消したり、関係ない話が挿入されたりと展開が所々で破綻していたりする。

それでもメインキャストをつとめる東京乾電池のメンバーの怪演とくだらないギャグの数々に笑わされるし、映画自体主人公が変身する性義のヒーローの活躍を勢い重視で描いているのでさして細かいことなど気にならない。なにより家族にバカにされていた主人公のダメ親父が彼らの危機をきっかけに真の家族愛に目覚めるエンディングはなぜか感動する、そして「何の力も持たない普通の主人公がヒーローに覚醒していく」というドラマは「キック・アス」などより先取りしているのも凄い。

あと高田純次のアクの強い演技も見所で、現在も活躍する彼の芸風はこのときから完成していたのだなと感心する。

それからこういうスラップスティックな作品でもそれなりに仕上げ、独自の映像美もきちんといれる小沼勝の演出の手腕も見事。
C

Cの感想・評価

3.6
家族に死ねとまで言われる柄本明がヒーロー ジレンマンに変身することで家族との絆を復活させていくロマンポルノ 。昔の日本の家庭感。小川亜佐美綺麗〜。女装したベンガルがおカマを掘られる所は笑った
酢

酢の感想・評価

3.3
物語に頼らず、発生する出来事の異常性で勝負する。こういうコメディ映画がもっと増えてほしいと思う。
若い頃の柄本明が底辺YouTuberのBUNZINに似ててウケる。
柄本佑、安藤サクラ夫妻キネ旬主演賞受賞おめでとうございます!お父さんのMr.ジレンマンが嫉妬心にかられないかだけが気がかりです。
僕のバイト先はピンク映画をこっそり観ても大丈夫という超絶ゆるふわバイトですので、後任の方を探しています。興味のある方はご一報ください!!!
aiueo

aiueoの感想・評価

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徹底してくだらないが、ヒーローものとして熱くさせるところがある、と言えないこともないけど、やっぱりくだらない。
日活ロマンポルノ唯一のヒーローものです。劇団東京乾電池の面々が多数出演しています。うだつのあがらないサラリーマンがジレンマンへと変身し、めちゃくちゃに暴れまわります。高田純次は昔から何も変わってなく好感がもてますね。楽しいロマンポルノです。
面白すぎた。家族からも会社からも不当な扱いしかされない会社員が「Mr.ジレンマン」として活躍する話。満員電車で誤ってシスターにちんこ咥えさせたりとか、いきなり放火するとかぶっ飛び過ぎてて最高。最後は心が温まる終わり方でなお素晴らしい。主演の柄本明も馬鹿馬鹿しくて良いが専務の高田純次も良い。バカを極めれば極めるほど映画は面白くなるし、やっぱり家族がひとつになる映画は文句なしで最高!!!
誰も触れてないので一応書いとくと、音楽をダディ竹千代と東京おとぼけCATSが担当してます。さらにちらっと出演もしてます。さすがの芸達者ぶり。ここも見所の一つ。

男性性の支配する世界と男性性を奪われた世界との狭間で男性性を取り戻す過程が新たな男性性の地獄に取り込まれる。が、シリアスにはならず、テーマが結実するラストのバトルには確かに映画的興奮を覚えた。
先ほども書いたけど、近い映画は『ファイト・クラブ』と『スーパー!』(もしかすると『キック・アス』の方が近いかも)だと思うんですね。これらに20年以上先駆けているのがすごいというか。あと『冷たい熱帯魚』も近いかな。
男性性のメタファーがメタファーとしての役割を失うほど「モロ」になっていく様子とか、高いところに登ること、あるいは放水の動作の韻踏みなど、映画として面白かったのは事実。でも、このテーマに関しては少し思うところあるかも。
yuko

yukoの感想・評価

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記録 2011.3.23 桜坂劇場
(第3回 沖縄国際映画祭)
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