kimu1122

インターステラーのkimu1122のネタバレレビュー・内容・結末

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。『愛』は、宇宙の理を越える。
最初の『STAY』には絶対なにか意味があると思っていたが、まさか主人公が娘に当てたメッセージだったとは!
恐ろしいほど静かな孤独のなか、愛する娘を信頼しメッセージを送り続ける姿に涙が出た。
ノーラン監督の作品は、『時間』を軸にしているものが多い。本作では『起こり得るものは起こる』(マーフィーの法則)、『過去を変えるために呼ばれたのではない』という表現が出てくる。『TENET』でも、一貫して『起きたことは仕方がない』『結果を変えることはできない』としている。現段階では、我々は時間を遡ることは出来ないし、起きてしまったことに対して後悔したり嘆いたりすることしかできない。だが、来る未来のために『今できること』に必死に取り組むことで、『過去』の意味を変えることはできるのだ。
ノーラン監督の作品は、俯瞰して人生を見つめるということを思い出させてくれる。くよくよせず、一歩踏み出す。新年一発目に観れて良かった。
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