ブタブタ

インターステラーのブタブタのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.5
「たとえばシルバーシュタインは五次元そして六次元の空間の可能性を主張して、事件が発生するまえに、それを見ることができることを主張した。
これはフランマリオンのリュマン -光の速力よりも速く走り、したがって逆の方向にむかって時間を経験し得る架空の人物 - の着想から思いついた結論だが(中略)
この架空の人物は無限の速力で一時に全世界を疾駆することが出来る。
人類の全歴史を一目で見ることが出来る。」~SSヴァン・ダイン『僧正殺人事件』より~

のっけからわけ分かりませんが(笑)百年前既に五次元六次元論を探偵小説で展開してるので引用しました。
ヴァン・ダインは天才です。
つまりそういう事???

モノリスがモデル及びオマージュのゆるキャラみたいに可愛い可変ロボコンTARSとCASEが非常に役に立つ出来る子かつ燃えるし萌えます。

クーパー(マシュー・マコノヒー)のセリフ「若い頃に食糧戦争があって~」と野球など娯楽が殆ど滅びてしまっている状況を見るにマッドマックスまで行かずとも世界は第三次大戦に近いレベルの戦争が起こり文明が大幅に後退してるらしく人類は滅亡に瀕していてTARS&CASEは海兵隊の払い下げのAi搭載ロボットとの事でやはり先の戦争では戦場をクルクル回転しながら駆け回っていたんでしょうか。

マン博士のマット・デイモンが状況を悪化させる為だけの典型的な単なるクズ悪役なのが残念でした。

インターステラーとは星と星の間の事で引力や重力が別の銀河系とを繋ぐ唯一の力(エネルギー)で、それは人と人が引き合う理屈では説明出来ない「愛」と同じ物と、最後の方は少し無理矢理超科学感でしたけど最後を曖昧にせず謎のまま終わるパターンでなくあそこまでハッキリ描いたのは良かったのではないでしょうか。
【以下は無駄話しです。ネタバレ注意⚠】













「彼ら」とは未来の人間で本棚のオバケはクーパーだった訳ですが、こっちの世界に戻って来たのでクーパーは完全に五次元へ行った(進化した?)のではなくあくまでも一時的なモノだったのでしょう。
行ったまま(進化したまま?)だと『2001年宇宙の旅』のスペースチャイルドになっていた??
『ガンダムUC』のラスト近くにニュータイプとして覚醒したアムロ・シャア・ララァが出て来ましたが、彼等のように肉体を捨て精神体になり時空間を自在に行き来出来るのが五次元人??

『コードギアス亡国のアキト最終章・愛シキモノタチヘ』
で、この宇宙は知性体が観測する事で存在し知性体は宇宙によって生まれる相互補完関係で宇宙→人間だけでなく人間の心(精神)が宇宙に影響を与える、人間の心が現実を書き換えたりする描写があったのですが、ギアスを人間に与えるコード能力者は五次元人でその上位存在の時空の管理者は六次元人だったのでしょうか(見てない人には何のことやらですが)
以上無駄話終わりギアス( •̀Д✧) カッ!!
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