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THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!のobaのレビュー・感想・評価

4.5
錦織監督の手描きへの執念を感じます。

この映画で見られる春香の魅力は、ずっと765のセンター張ってきたが故の貫禄から来る諸々ではなくて、ただ単に「悩める知り合いの声を聞ける」っていうミニマルで普遍的なこと。
突出した能力があるわけではない普通の普通にいい子が、普通に小さな問題に向き合う。
だから別に壮大な伏線回収とかTVシリーズからの仕込みとかも必要なくて、ただ春香が春香であるだけで映画見に来てよかったって思いました。

3回目
春香がポテチを拾って可奈に返すところのヌルヌルがヤバくてヤバい。(?)
ごまえーが劇中で使われてるの忘れてて不意打ちだった。
何度見ても「輝きの向こう側」って大きなテーマワードがあるにもかかわらず「光の先」とか「まだずっと憧れている」とかに言い換えることでそのテーマワードとマスピを含むアニマス、リアルライブも含めた光景全てを思い出せる必殺仕様。
みんなのことをライバルだと思っているのと同じくらい信じている伊織が印象的だった。ミリオンの子たちがどうしよう…ってなってる時に声をかける人選もシチュエーションによってフラットなあずささんだったり優しくも確かな温度のある真だったりと考え抜かれてる。
M@STERPIECEには3戦3敗しました。なんなら序盤から流れるBGMアレンジで負けそうになってました。Cメロの信号機はずるいんよ…
oba

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