フォーマット自体はベスト・キッド、劇伴はアフリカ向けの多国籍な雰囲気が漂う。
─新たな枢軸国として
日本・ドイツ・ガーナの三国は
軍隊を組織し
ガーナアーリア人と名乗った
ポンコツのイタリアは除外された─
誰もが認めるこのトンチキifガーナ、若者から山籠りの巫女までコッテコテの猛虎弁を話す。そうはならんやろ。
鼻に挿してるようにしか見えないチョビヒゲのヒトラーと短足ハゲデブ棒読みの一般東條は、写るたびに我々に笑いを届けてくれる。だがこの東條、ガーナアーリア側で唯一己の身で気功を練ることに成功しているのである。そうはならんやろて。
マスターが死んだところとかトーナメントの序盤は殺人拳コワイナーくらいの気持ちで見られるが、アドンコのハツ抜きからそうはならんやろな死に方しか出てこない。
期待を裏切らないバカ映画。