上海十月

ノスタルジアの上海十月のレビュー・感想・評価

ノスタルジア(1983年製作の映画)
3.0
追悼坂本龍一。そしてなんで本作見始めたかというと坂本龍一が好きな映画を見てみようと。'THE CRITERION COLLECTION © 'Sonic Memories: A Conversation with Ryuichi Sakamotoの中に本作が選ばれてました。いきなりモノクロ映像から追悼にハマりすぎて怖い。タルコフスキーは、本作撮って亡命した。芸術を続けるべきかどうかの悩みが描かれる。話は、世界救済という大きな命題まで肥大していく。焼身自殺からロウソク渡り切る問題とスローだが緊迫感を持って描かれる。難解であるがタルコフスキー節でもある水の表現に釘付けだ。黒澤明は、「夢」でこの方法を使用し、見ながら「すずめの戸締り」は、本作参考にしてるのか?と個人的に推測。タルコフスキーの人類救済の想いが詰まった映画ですね。人を選ぶ映画なんでむやみに勧められない。
上海十月

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