ちろる

パン種とタマゴ姫のちろるのレビュー・感想・評価

パン種とタマゴ姫(2010年製作の映画)
4.0
@三鷹の森ジブリ美術館
未だ嘗てここまで愛おしいジブリのキャラクターはあっただろうか?
宮崎駿監督がとってもお気に入りというのが分かる。
台詞はない。
久石譲の素晴らしい音楽をバックに繰り広げられるちいさなたまご姫とパン種の大冒険。
麦は粉々にされて一度死ぬ。
しかしパン種となり生き返る。
発酵したパン種はかまどで焼かれてまた死ぬ。
そしてまた焼きパンとして生まれ変わる。
小さな物語に私たち生きてるものへのメッセージがちゃんとあります。

パン種の軟体性の動きといい、丸っこくてポンポンしたたまご姫の形態といい、怖いオババの風貌や彼女が空から街を駆け抜けるシーンなど、宮崎駿の全てがギュッと凝縮されておりました♪
普段キャラクター物持たないのにたまご姫のマスコットが可愛すぎて思わず買って帰りました。
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