「俺、ウェスはウェスでも『エルム街の悪夢』とか『スクリーム』のウェス・クレイヴン派だし!」
と、青山や代官山あたりのオシャレなカフェで話題に上がり、僕とは相容れない方々に人気を博していそうだから…
という、勝手な偏見で敬遠していたウェス・アンダーソン。
お見それ致しました!悔しいかな、面白かったです!
おとぎ話の世界を広げたような素晴らしい美術セットや衣装。
その中を流れるようにすり抜けるカメラワーク。
そして、おとぎ話のような世界に似つかわしくない皮肉めいた、ともすれば、やや下品なセリフやユーモアの数々…
やるじゃないか!ウェス・アンダーソン!
ただ、この映画はサスペンスになるみたいだけど、サスペンスとして観た場合「どうかな?」って気も…
それから、これは個人的な映画鑑賞状況なのですが、
この映画を見る前に、シュールで強烈な世界観を持つロイ・アンダーソンの作品を観ていたから、ウェス・アンダーソンの世界観を容易に受け入れられたんだと思います。
何はともあれ、過去何作か観ていて、勝手な偏見から食傷気味になっていた自分に説教してやりたくなりました!
あらためて、好き嫌いせず何でも食べようと思いました!
ウェス・アンダーソン、オススメします!自分自身に!