リッジスカイウォーカー

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャーのリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

5.0
MCUの中で一番好きな作品!!
心底IMAXで見てよかったと思ったのを覚えてる。

キャップの芯を貫く正義を、その生き様を感じ取れる、S.H.I.E.L.D.を奮い立たせるセリフは心底痺れた。

キャップは正義の象徴だと思う。
ここまでヒーローとして好きになったキャラは久しぶりだ。
ドラゴンボールの孫悟空に通じるものがある。
正義に対して、純粋なのだ。
だからこそ、その言葉、その行動に心打たれる。
またこの役柄をクリス・エバンスがやっているのもいい。
なんだろう。
正義が滲み出ている。

さて、キャップが好きな理由はもう一つあって、それは「人」が戦うというところ。

アイアンマンはロボット。
ソーは宇宙人。
ハルクは怪物。

どれも人間離れしすぎてて感情移入はできない。
でもキャップは、ヒョロヒョロな身体だが、誰にも負けない正義感が武器だった。
まず、前提としてそもそも弱いのだ。
弱い普通の人が正義を貫いているのだ。

薬の力で超人化はしているけど、あくまでも弱い人間という前提があり、人として描かれている。

敵と戦うのは肉弾戦。
人としての判断から行動に繋がっている。

なので、人間として「超越した強さ」を感じることができ、そこに自己を投影できるのだ。
正統派なヒーロー像が観客の期待を真っ向から受け止める。それを体現している。

だからこそアクションが面白いし、キャップならやってのけてしまうだろうという現実視ができる。

それがキャップの魅力だと思う。
盾を使ったアクションの幅広さにも脱帽だ。

冒頭のランニングから一場面一場面が好き。
最初から最後まで無駄のない展開に舌を巻いた。

それはなんでだろう?と思うと、キャップを信頼する仲間たちも、この映画では全て「人」というところにあり、個々がそれぞれ否応無くピンチを迎えるのが良い。

特にフューリーが襲われるシーンは、映画館で観ていて前のめりになった。

ピンチになるだけじゃない。
登場人物一人一人にしっかりとした見せ場があるのが良い。


そして何よりも極めつけはウィンターソルジャーである。

そう。バッキーが出てくるのだ。


これは本当にマジかー!!と思った。

親友とのバトルは胸を揺さぶられる。

友情も人類も仲間も全て引っくるめて、キャップは救おうとする。
そのアツイ気持ちが、心に炎を燃やしてくれるのである。

ヒドラとの戦いは通過点ではあるが、1からの続きとしては、一つの区切りとして観ることができる。

映画館で観たのを含め、こないだで3回目だけど、何回観ても面白い。

とにかくこの大傑作からでも良いので、MARVELを知ってほしい。

ぼくの人生の中でかけがえのない作品の一つ。