ミケランジェロ・プロジェクトのけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

『ミケランジェロ・プロジェクト』鑑賞。第二次世界大戦時の美術品保全をテーマにした映画。美術品保全のためのモニュメンツ・メンという特殊部隊があったなって知らなかった。歴史的な美術品と人命はどちらが重いのかというテーマは、美学を専攻していた身としてはかなり興味深いものだ。人命を何よりも重いというある種常識的な考え方が先行するも、モニュメンツ・メンたちは仲間を失っていく中で美術作品が人命より優先されるという事実に確信を抱いていく。美術品のみならず、人々の生活や文化は長年の人命の積み重ねであり、それらを守ることは命を賭けるに値するものなのだ。
戦時中の話なのにものすごくライトでコミカルに描かれていていたのであまり感情移入はできなかったかな。史実をなぞっただけの映画という印象。