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蒸気船ウィリーのnamのレビュー・感想・評価

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)
4.0
「音楽と映像がマッチする快感!ディズニーアニメの原点!」

誰もが名前は知ってるであろうミッキーの初公開作品「蒸気船ウィリー」。
元々、ミッキーが登場した作品は「プレーン・クレイジー」と「ギャロッピング・ガウチョ」前2作あったが配給はされなかったため。こちらが初公開の位置づけ。

1928年の作品のため当時映画業界も無声映画→トーキーに移り変わっていたので本作もただのサイレントから音楽と動きがマッチした作品になってます。
音と動きがシンクロしているのが実に気持ちがいい。この作品から白雪姫やファンタジアなど音と映像が進化して行ったと考えると感慨深い作品です。

当時のミッキーのキャラはいたずらっぽく、動物たちを乱暴に扱ったりと若干鬼畜な雰囲気があってこの時のキャラも結構好きです笑 猫をぶん回したり、鶏の首締めたりなかなかの畜生ぶりです。

実はカットされたシーンもあり、豚の母親とお乳を吸う子ども達がいて子豚ちゃん達の尻尾を引っ張って音を奏でる部分でそこまでしか使われてない場合が多いですが実はそのあとに母豚を持ち上げて、子豚を振り落としつつ、蹴り飛ばして母豚のお乳を押して音楽を奏でるというシーンはカットしてる場合が多いです。気になる方はその鬼畜ぶりもセットで探してみて欲しいです。さすがにヒドくて笑えます笑

今や人格者のような位置づけのミッキーが若い時はヤンチャしてたんだなぁとか思いながら観ると楽しいです笑

歴史的な作品なのでぜひ一度は観て欲しいです!
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