億千

鑑定士と顔のない依頼人の億千のネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

友人Yのおすすめ①

怪しいとは思ってたんよ…
あのカフェの数字に特化した女性が伏線ではない訳がないとも思ってたんよ…

でもさ、クレアに恋をしていくオールドマンがあまりにも健気で可愛らしくてさ…
クレアの真の目的は別にしても、そんな女はやめとけよと思っていたが、それでもオールドマンにとっては人生の中でとても心揺すぶられる時間だったに違いない。

そして皮肉なことに、クレア(偽)と関わり、女性の目を見て話が出来る様になったオールドマンには、彼が家族と表現したあの沢山の女性の肖像画(目)は不要な物になったんだろうな。
何度画面に向かって「警察に行け、行くんだー!」と叫んだか分からないが、裏切られてもなおクレアとの関係を自分の中では断ち切れないオールドマンの気持ちも分かる。

しっかし犯人グループは用意周到だなぁ…主犯はクレア(偽)で、ロバートとビリーは本当に元々オールドマンの知り合いだったけど、クレア(偽)に誘われて話に乗っちゃった感じ?それとも最初からグル?どこからが嘘でどこまでが本当…?

せめてオールドマンにもう少し友人が多くてもう少し若ければ…
ラストシーンがもう行き止まり感すごくて泣けてくる…。
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