自己満レビューちゃん

鑑定士と顔のない依頼人の自己満レビューちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

染髪し棚を開いてグローブ選ぶところから始まるスタッフロール、ワクワクした〜
お皿やグラスを取る、それらを並べシャンパンを注ぐ、一つ一つの映像が美しくて心地よい。クレアとオールドマンの2人を映す方法として鏡を有効的に使うのも素晴らしい。

個人的に綺麗な若い女性と高齢が体を重ねるのを見るのが得意でなくて気が散ってしまったけれど、からくり人形や向かいのカフェの女性など伏線が分かりやすいし終盤で畳み掛けるように気持ちよく回収してくれます。肖像画の裏にあったビリーのメッセージには鳥肌が立ちましたね。

美術品鑑定士としては素晴らしくても、生涯かけてあれだけ女性の絵集めてるのも仕事仲間に対しての態度もなんか不快でした。偽クレアはオールドマンを想っていた可能性があるけど全然共感できない。バッドエンドともハッピーエンドとも思えない不思議な感覚でした。

「いかなる贋作の中にも必ず本物は潜む」か

撮り方好きだったしモリコーネ早くみよっと