ゾロ

鑑定士と顔のない依頼人のゾロのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ無し、事前情報無しがお勧め
イタリアを舞台に美術品の一流鑑定士が
受けた奇妙な依頼と依頼人の謎に迫る物語

興味ある方、鑑賞予定の方は
以下を読まない事を勧めます







展開とラストは覚えていたけど
美術系の映画が観たく再鑑賞

再鑑賞して良かった!
一度目で見逃してた点がたくさんあった
自分の備忘録を残しておく

プライドが高く凛としている男は
明らかに人を見下している…
女性の肖像画の中に愛の幻想を抱いていた男が
徐々に崩壊していく過程は、悲哀があるのだが
初見時は、寧ろ可哀想と思ってしまっていた

だけど、結局
友人も同僚も愛した女性も仕事の繋がりも
全てに裏切られる…
それほど、嫌われていた…
(その辺りの描写も絶妙)

また、大きな謎が些細な違和感をスルーさせる

それは
二度目で気づける様々な伏線や台詞が心地良い

・仕事仲間は
最後の競売後に別れの挨拶
金銭を求めない歪な関係
画家としての承認欲求
・友人であり、機会職人は
オートマタにメッセージ、隠し部屋の示唆、GPS、お金は要らない!発言、勘が良すぎる
・想い女性の意味深発言
たとえ何が起きようと、あなたを愛しているわ
展開が早すぎる、スキンシップの壁は鑑定人に
・ヴィラの使用人
嘘だらけ、GPS設置、
・友人の彼女
親身なふりと嫉妬心の煽り

実在した「ナイト&デイ」

チェコのプラハで見つける…
事実への拒絶と淡い期待、現実逃避を渇望

彼は、お店で彼女を待つ…

ハッピーエンドにもバッドエンドにも
とれるラストの演出も結構、好き!
ゾロ

ゾロ