Kayot

鑑定士と顔のない依頼人のKayotのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
2.1

このレビューはネタバレを含みます

バットエンドの映画は数あれど、久々にここまで気分が落ち込むバッドエンド…。
俳優陣の演技と演出は素晴らしい。不穏な空気は感じても最後までどんな展開になるか予想できなかった。
でも…とにかく主人公が可哀想すぎる。。人生で初めての愛がこんな形で終わり、心を許していた友人達全員に裏切られるなんて…そりゃボケちゃいます。。
「贋作の中にも真実がある(?)」という台詞の通り、偽りの愛だったとしても主人公の中には確かに真実の愛が芽生えた。彼女の嘘の中でもプラハのレストランnight and dayは実在したし、そこでの胸高まった記憶は本物だったのだろう。
でもそれだけ…ちょっと救いが少なすぎるし、主人公が抜け殻になる描写は本当に心が痛んだ。せめて記憶の中だけでも妄想でもいいから、唯一残された彼女の絵とともに(これも裏切り者の絵だけど)幸せの記憶の中で余生を過ごして欲しかった…
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