みーこ

レイルウェイ 運命の旅路のみーこのレビュー・感想・評価

レイルウェイ 運命の旅路(2013年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦の際、
捕虜とされたイギリス人青年ローマクスと、
ローマクスを拷問した日本兵側の通訳だったナガセとの間に起きた実話。


こんなにも心穏やかになる戦争映画ってあるんですね…(ノД`)


PTSDに悩む鉄道愛好家のローマクスを演じたコリン・ファースの言葉や態度ではなく、視線と沈黙から滲む悲しみや怒りの表現がとにかくすごくてゾクゾクさせられる!


ローマクス同様、戦後ずっと後悔を抱いて悩み生きてきた日本兵通訳のナガセ役を演じた真田広之も本当に素晴らしかったですしね〜


何をされようと全てを受け入れる覚悟でローマクスと向き合うナガセの姿、ラストで見せる心からの謝罪に胸が締め付けられましたよ(ノ_・、)


まさか日本兵がこんな酷いことを…と見るに忍びないシーンもあるものの、この映画は過去を悔やんだり悲しんだりする事が目的ではなく、全てを赦しその先へ、未来を生きていくことを強く願っているような映画だと思うので、見終えたあとはとても清々しい気持ちになれました。


コリンが素敵♡なのは勿論だけど、
私は青年時代のローマクスを熱演したジェレミー・アーヴィン君に拍手を贈りたいです☆
マイケル・ダグラス主演の『追撃者』でも彼は体張ってたよね〜♪


ステラン・スカルスガルドの存在も忘れてはなりませんね。
彼の覚悟の行動があったからこそローマクスとナガセが再会した訳ですから…(ノД`)
みーこ

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