ふぇり

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間のふぇりのレビュー・感想・評価

3.8
最初に「事実に基づいた物語」と出るようにドキュメンタリーっぽい群像劇で起こってることに対してかなり冷静な感じの映画だった。
どちらも助けることができなかった医師たち、孫娘たちの幸せな日常から暗殺の瞬間に切り替わる映像の残酷さ、FBIや警察の不手際とその後。それをすればまるで現実が覆されるかのように必死で飛行機の座席を外す警護の人々。

でもオズワルドのお兄ちゃんの話が一番印象に残った。なかなか想像に至らない犯人の家族の話。大統領とオズワルドの葬儀の対比、燃やされる書類とかけられる土が重なる「葬られるもの」。

ジェレミー・ストロング目当てで観たけど、思いがけずデヴィッド・ハーバーも出ていてラッキー。俳優陣が実力派の脇役ばかりという地味な豪華さだった。
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