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アデル、ブルーは熱い色のAのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.5
ほぼ3時間。普通だったらカットされるだろうなって部分がちゃんと入ってるけどそれがだらだらと長ったらしく感じられなかった。2人の空気感が自然なものに感じられたしゆっくり進んでいくからよりリアルに伝わってきた。

街中でほんの数秒目が合って言葉を交わすこともなくすれ違っただけ。
再会するまでが結構長いんだけど都合良く引き合わせた感じがしなくて良かった。
最初の出会いも2度目の再会シーンも会話がないのにお互い惹かれ合ってるのが伝わってきて鳥肌。2人の視線の交わり方が凄く運命的に見えた。

どこからどう見ても結ばれる運命の2人だしこれと言った衝突もなくて仲睦まじく見えたけどやっぱり永遠なんて無いんだよね。ちょっとしたズレとかすれ違いとかタイミングとかであっさり無くなる。2人の口論シーンが生々しくて想いが強ければ強いほどそんな綺麗に別れられないよなって思った。

別れた後久しぶりに再会したの2人の会話が全部切ない。お互い好きな気持ちは変わってないのにまた一緒になるって選択肢はエマの中には無かったんだろうなあ。

所々で青色が強調されてるけど最後のアデルのブルーのワンピースが一番印象に残ってる。

食事と睡眠とベッドシーンの描写が多かった気がした。人間の3大欲求だからかな。
牡蠣は苦手だけどめちゃくちゃ美味しそうに見えて食べたくなった。あと大皿のパスタを取り分けて食べるの豪快で良いな。


レア・セドゥが格好良くて綺麗で可愛くてこれは性別関係なく恋に落ちちゃう。
真っ白な肌に青い髪、青い瞳が綺麗すぎた。やっぱりこう言う浮世離れした人が好き。
A

A