ニャーすけ

ドリンキング・バディーズのニャーすけのレビュー・感想・評価

ドリンキング・バディーズ(2013年製作の映画)
2.7
ある2組のカップルの、四角関係のささやかな変化と感情の機微を描く、地味ながらリアリティのある会話ベースの作風は好み。
主要登場人物は皆イイ歳して恋愛に不器用で、他の映画みたいにとりあえずセックスという展開にもならないので、(案外アメリカ人にもこういう幼い男女関係があるんだな〜)と結構興味深かった。感覚としては、今泉力哉の作品に近い。

ラストの仲直りシーンもとても良かったが、長回しを多用する演出の弊害として、全体としては些か平板なきらいがある。
監督のジョー・スワンバーグには申し訳ないが、観ている間じゅう(あぁ、サラ・ポーリーやノア・バームバックが撮っていたらどれほど良くなっていただろう)と思わずにはいられなかった。
ニャーすけ

ニャーすけ