向日葵

インセプションの向日葵のネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

私は上映開始当初母と見た記憶がある。
シンプルに夢を使って夢と現実と行ったり来たりするお話。おもしい…!と当初15歳の私も感じた記憶がある。

それから9年の月日が経って改めて視聴。
もちろん面白い!と感じた事には変わりわないが、受け取る情報量が格段と増えた。

1番に夢と現実が境界が分からなくなり、夢での理想が強過ぎて現実が受け入れられない状態のこと。

映画の中だけではなくて私の生活の中にもある。夢が幸せ過ぎて現実が悲しくなる。

よく夢日記を書くと境目が分からなくなるから書かない方が良いと言われるが、映画のように現実での風景を夢でも再現出来たら確実に夢での生活を選ぶだろう。

現実は残酷で悲しい場面は沢山ある。
だけど夢なら受け入れず自分の幸せな部分を切り取り自分で再現が出来る。

しかし、現実世界を受け入れず夢の世界で生きていくには、夢だとわかった途端に心が埋まらない幸福感に陥ることは目に見えていて、現実世界でしか満たされることが無い幸福を知ることになる。

最終的にレオ様(主人公)は夢での世界を選んだように描かれているが、果たして夢と現実どちらを選んだ方が自分にとってベストなのか考えさせられた。
向日葵

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