Duhbe

インセプションのDuhbeのネタバレレビュー・内容・結末

インセプション(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

久しぶりにアクション映画を観たからかすごいドキドキした。

話の構成がうますぎる。
inception 「発足する(映画内ではアイデアを芽生えさせるという意味)」というタイトル通り、物語は、目標にアイデアを植え付ける為に主人公たちが計画し、実行していく姿を描いている。
夢を扱った内容で少し難解なところもあるが、観客目線で話を聴き、補足してくれるヒロインの存在のおかげで理解しやすい。

すごいのはここから。
 初めに映し出されていた、コブが見知らぬ日本城にて、サイトーとコンタクトを取ろうとする場面がサイトーとコブが第4層?にて再開する場面と繋がり、伏線が回収されたように感じる。普通の映画ならここで終わってたと思う。
ただ、この映画はコブのトーテムであるコマが回り続ける場面をクローズアップしていき、ブラックアウトで終わる。
 劇中、観客は何度も、夢と現実を区別する方法を聞かされる。慣れ親しんだものの質感や重さで判断すると。コブのトーテムはコマ。回り続ければ夢。回転が止まれば現実。
 このアイデアが植え付けられていたのだ。我々が。だから最後の場面でハラハラとする。ハッピーエンドに思えた結末が、わからなくなる。
その最後のオチに鳥肌が立った。
Duhbe

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