にゃん

白ゆき姫殺人事件のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

白雪姫って何だろうと思ったけどしらゆき石鹸の会社の美人が殺されたから白雪姫殺人事件なのね、って思った。

テレビよりもネットが熱い時代。
テレビで報道せずともネットで実名や出身地まで晒され無関係であっても叩かれる。何が真実かが問題ではなく、何に真実味があるか、誰を悪者にしたら面白いか。
匿名によって無責任に言いたい放題人を傷つける。それは今回起きた殺人事件の被害者と同様に胸を滅多刺しするのと何ら変わりないと感じた。
誤って報道したテレビマンらに"城野に謝れよ"と言うネット民。その気持ちは分かるが、その前に"お前らも謝れよ"と思う。
城野さんが命を断つ前に、本当の犯人が捕まって報道されてそれを城野さんが見て、本当に良かったと思う。

ざっくり内容↓
1人のテレビマンが情報をもとに自分の偏見でストーリーを作り上げネットに公開しテレビでも報道。犯人とされた城野美姫(井上真央)はただ事件の前日の夜、被害者からチケットを奪い逃走しただけだったが、被害者を車に乗せたところを目撃されていたことで加害者だとまるで決めつけのようにネットやメディアで叩かれてしまう。しかし、実際の犯人は、城野に(後の)被害者からチケットを奪うよう計画を持ちかけた女だった。その女こそ、テレビマンに情報提供をしていた女であった。あたかも城野が犯人であり、自分は全くの無関係かのように話を作っていたのだった。
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