くろのにつけ

白ゆき姫殺人事件のくろのにつけのレビュー・感想・評価

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)
3.0
地上波にて鑑賞。

殺人事件もですが、それよりもワイドショーやツィッターなどのメディアやネットで冤罪の美姫が犯人扱いの報道を大々的にされ、精神的に追い詰められて死を選ぼうとする過程が怖かったです。
メディアの都合良く切り取った編集の怖さもあり、知人や近所の人の話が世間に流布して一人歩きしていく怖さもあり。

美姫の親もいまいち美姫の無実を信じていない様子で、赤毛のアンの物語好きの美姫が空想の世界に逃げていき自分の人生を振り返って手紙を書く場面が可哀想でした。
美姫役の井上真央が好演しています。
派遣ADの綾野剛、ワイドショーの司会者の生瀬勝久も、すごくこういう人いそうな感じがあって良かったです。

観終わって気付きましたが、これ湊かなえ原作だったんですね。
告白といい、あまり好みでないので私は合わないのかもしれません。
くろのにつけ

くろのにつけ