Violet

7番房の奇跡のVioletのネタバレレビュー・内容・結末

7番房の奇跡(2013年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ泣いた....
イェスン役の女の子がとっても可愛くて、イェスンが泣くたびにわたしも泣けた。
刑務所に収容されてからの囚人たちとのやりとりはコミカルでほっこりしてしまうほど。かと思えばシリアスな展開で現実の惨さを悟らせる。場面の切り替えがとても上手くて飽きることなく2時間が過ぎてしまった。

わたしの中で韓国の映画やドラマって、現実ではあり得ないぶっとび脚本が多い印象なんだけど、これもまさにそんな感じ!笑
いやいやあり得ないでしょ!っていうツッコミどころは満載なんだけど、アリエナイを体験できることも映画の醍醐味だと思うのでわたしは大好物でした。笑笑

この作品の最大の魅力はなんといってもキャスト。演技力が半端じゃない....
心優しい知的障害者イ・ヨングを演じたリュ・スンリョンの威力が凄まじかったと思う。
イェスンを演じたカル・ソウォンとパク・シネももちろんだし、脇を固める俳優陣が漏れなくよかった。

これは実際の事件に基づいたフィクションだけれど、こんな判決があったら悲しすぎる。
実際に自分や周囲の大切な人が冤罪で刑務所に収容されたら一体どうしたらいいんだろう...なんて考えたらとても怖くなった。
悲しみと復讐心に溺れて真実から目を逸らしてはいけないですよね...

▼原題
原題は「7번방의 선물」で直訳すると「7番房の贈り物」。
邦題では「奇跡」とあるので勝手に逆転裁判で勝利!みたいな展開になるのではないかと考えていたので、死刑になったんだ...ってショックを受けてしまいました😂
ダンボールに入れられてイェスンが7番房に届けられるシーンや、イ・ヨングたちのためにせっせと気球の準備を進める囚人らの描写からも、「贈り物」という方がしっくりくるのではないかと思いましたが...
でも「7番房の奇跡」っていう響きは良いですよね☺️
鑑賞された方がどんなふうに感じたのかとても気になります😳
Violet

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