けー

リディック:ギャラクシー・バトルのけーのネタバレレビュー・内容・結末

1.9

このレビューはネタバレを含みます

ヴィン兄さんの意気地なし!

リディックとワンちゃんもどきだけで全編やりきるのかと一瞬茫然としたけれど、見終わってみたら、いっそのことまだそれで貫いてくれた方がよかったかもしれんと思ってしまった。

この映画の中で一番きになったキャラはあのワンちゃんもどきだけだったし。
あの子はいいコだったよ。

なんというか「Pitch Black」の焼き直しをするとは驚きだぜ!
これは「Riddick」シリーズの3作目。
ネトフリにあったので、2作目見てないけど、まぁいいやと思ってみたら、なんかもう呆れてしまった。

「Pitch Black」を面白くしていた要因を消して焼き直すって何それ???

「Pitch Black」が面白かったのは、Riddickがどう転ぶのかが不明というサスペンスがあったから。
根っからの極悪非道の犯罪者なのか、それとも彼にはそうでないところがあるのか。

「Pitch Black」に出てくるキャラクターはみんなそれぞれ後ろ暗いところを持っていたので、なんというかその業に見合った運命をたどることになるのだけれども、その中には子供たちというまだ業を持つ前の存在もいて、夜行性肉食獣は業があるかなし関係なしに命を奪いにかかる。
誰が殺されるかというルールはなくて、いい人だろうが悪い人だろうが無差別に惨殺される状況の中、自分が生き延びるためなら手段をまったく選ばないRiddickが変わるのか変わらないのか、そのあたりに面白さがあったのに。

もちろん描き方としてうまかったわけでは全然なかったけれど、試みとしては面白い思えるものがあったのに。

なんでわざわざ「Riddick」は乱暴者ですが心根が優しいところもあるんですっていうことをワンコちゃんもどきを小さい時から育てるっていうところにたっぷり時間をかけてみせる必要があるのか。

いや、別にこのワンコちゃんもどきだけがなんとか見続ける気力をくれたキャラだから別にいいんだけど、賞金稼ぎたちと遭遇してからが、なんというか。

というか、映画自体は退屈すぎて、あんまりよく覚えてない。
もしかしたら途中で意識が落ちていたかもしれない。
ただ、なんだか「嫌われたくない」感がほとばしりすぎていて、ちょっと..。

いやまぁ2作目見てからこの作品は見るべきで、2作目をみていれば文脈も変わるのかもしれないけれど、なかでも敵方と思われる女性戦闘員みたいな人がRiddickとひたすらいちゃこらしたがるという願望を持ち続けている意味不明ぶり。

駆け引き上の会話の上でならまだわかるけど、その描写がくどいのなんのって。

そういえば「ラストウィッチ」でもその傾向あったよなぁ...とか。

あと「Pitch Black」の時にでてきたバウンティハンターのお父さんとのやりとりもさぁ...なんか。

兄さんが叙事詩好きで、その中に出てくるようなヒーローが大好きなんだってことはわかるけれど、やっぱりそれはセリフで語られるだけでなく何か具体的なエピソードでみせてくれないと...って、あれかなこれはシナリオライターにぷんすかするべきところなの?

なんだかよくわかんなーい。

やっぱり意識が相当飛んでたのかな??(←おい)
けー

けー