驚いた。黒人奴隷は人間として扱われない。家畜として扱われて、ひたすらサトウキビを採ったり綿花を摘んだり。
実際こういう歴史があったのは事実だけど、あってはならない実話、ノンフィクション。観ていて本当に辛くなる部分が何箇所も出てくる。今でも信じたくない。
ソロモンは自分の家族を心の深いとこに携えて1日1日を過ごした。今までの自由黒人だった彼にはありえない世界。
ただ、いつの日か報われるだろうと、出口の見えないトンネルを、時間が過ぎるのをただただ待った。ありえない光景、行動、現実に目を背けず負けずに。
その中でほんとに微かに見えた光。ある人物の登場。同じ状況、過去に1回裏切られたことがあった。でも人を信じるしかなかった。
人生って、予想と反したことばっかり起こる。だからこそ、考える脳があって経験を繰り返して、試行錯誤して諦めずに生きる。この作品は、その極論。