ヨルダン川よ とうとうと流れよ♪
川が流れ続ける限り 我が魂は 天国に昇る♪ -Roll Jordan Roll
バイオリニストの自由黒人ソロモン・ノーサップは、ワシントンの興行中に騙され、いきなり奴隷としてニューオリンズへ連れて行かれてしまう。
行く農園で見事に嫌なヤツらが、きっちりいます。
ポール・ダノは卑屈で、嫌なヤツをやらせたら、上手いです😁!
マイケル・ファスベンダーもなかなかの嫌なヤツぷりを出してます。
妻の方がヤバいですが😅。
ソロモンの境遇ももちろんですが、そもそも白人の尺度で勝手に決めた、『自由』と『奴隷』という差がある、というのが衝撃です。
体制側の適応力、スゴすぎます😅。でも考えさせられもします。
恐怖を暴力で抑え込むしかないのですかね。
ソロモンは状況に悲観はしながらしっかり把握し、適応しながら強かに生き抜く事で、遂に我が家に戻ることが出来ましたが、そう出来なかった人がほとんどだったとの事でした。
今はそういった制度こそありませんが、真の『自由』を謳歌できてるのは、全世界の何割いるんでしょう?なんて、柄にもなく考えさせられました。
白人も黒人もインディアンも、どんなにその日が辛くても、『それでも夜は明ける』のです。明けない夜はない。
珍しく良い邦題だな、と関心しました。