トランスマスター

それでも夜は明けるのトランスマスターのレビュー・感想・評価

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)
2.0
自由黒人のバイオリニストが、二人組の輩に騙されて南部の綿花詰みの奴隷として売り飛ばされる。
奴隷商人や、奴隷オーナーと奴隷の環境などを描いた社会派映画です。

◆良い点/注目ポイント
・奴隷主や白人を悪と描いているわけでもなく、中には人格者もいるというところもポイントです。

◆改善点
・アフロ・アメリカンから見れば自分達のルーツの現状を共感できると思いますが、日本人の私の視点では、古代ローマ時代の奴隷や、ネイティブ・アメリカンや、メキシコからの移民などの境遇の方がもっと虐げられている人という印象が強くあまり共感できませんでした。

◆総括
・アメリカの史実に基づく作品は、受賞作品が多い傾向があると思います。映画の力は、世界に波及するので、過去の事象のみならず現在イスラム国に捕らえられた性奴隷の女性なども題材にした作品をリリースして現代の人権問題ついても世界に発信して欲しいところです。

-2019年22本目-