タイカ・ワイティティの BOY見返すと今流行りの有害な男性性の話だった。服役中の父を戦争ヒーローと崇める男の子BOYが徐々に彼が幼稚で無能だと現実に気づいていく。父親が来る前は年下の従兄弟と弟の面倒を見ていたのに、時期に父について回ることに夢中で食事の支度も適当になっていく。出生時に母親が死んだから自分にはスーパーパワーがあると信じる6歳の弟が切ない。貧困、いじめ、育児放棄の日常を可愛い絵と明るいユーモアで描いていくのがいい。ダルデンヌとか他の監督ならもっと辛い映画になるだろう。最後のハカは最高!美しいショットが山盛りで、片手に花火を持ったロッキーが父(タイカ・ワイティティ)の額に手をあてるシーンは一生忘れられない宝物の映像。