スパルタンX

ダラス・バイヤーズクラブのスパルタンXのレビュー・感想・評価

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)
3.8

エイズ、苦悩に満ちた男の物語。

HIVに感染しエイズとなってしまったロンは医者に余命30日と告げられる。それにより友人からはゲイだと言われ女とのセックスすらもまともに出来ない。最初は認めたくなかったが次第に現実を受け入れて行くロン。自分はエイズなんだと認識し自分なりの人生を歩んで行く。

ロンは友達にゲイだと言われて益々ゲイの事が嫌いになっていくんだけどレイヨンと出会って考えが変わったのかな。初めてゲイである人と関わることによって分かってくる苦悩。今までバカしかやってこなかった男が初めて他人のために何かをするっていう決断がもうものすごくいいよね。
政府が勧めるAZTという薬を非難し自分で勉強し得た知識で有毒性の少ない薬を支給する。
それが"ダラス・バイヤーズクラブ"
他人のために自ら起業したのがこの会社。

まぁこの作品の大事なところはロンが他人と向き合おうとし、政府の無茶苦茶に何が何でも対抗し考えを曲げなかったこと、ゲイと出会いゲイもちゃんと人なんだと認識すること。
彼の生き方を観ていると泣けてきます。これはオススメです。

日本出てきます(笑)