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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビのarchのレビュー・感想・評価

5.0
大傑作!ゾンビジャンルを新たに開拓してみせた見事な作品です。
前作とは地続きながら雰囲気はガラッと変わり、ゾンビが純粋な恐怖の対象になっていない10年代的なゾンビ映画に仕上がっている。
ゾンビの腕を移植された男がソビエトゾンビを従えてナチスゾンビと戦うという大胆なプロットでありながら、ゾンビスクアッドだったり細かなコメディー要素もたんまりあってかなり明るい作品になっているのも特徴。

クライマックスの闘いは郊外の空き地で第二次世界大戦からの積年の恨みが晴らされようとしているシチュエーションに笑ってしまうのだが、『ワールズエンド』を思い出させる感じであった。実際最後の主人公の行動も含めてエドガー・ライト作品みたいだなぁと度々思わされる。

最後まで文句なし、強いて言うならグレン殺さなくてもよかったんじゃねえかなぁと思ったぐらい。ゾンビ映画の新たな傑作が生まれました。
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