あきしげ

ハンティング・パークのあきしげのレビュー・感想・評価

ハンティング・パーク(2016年製作の映画)
2.5
絶叫こそが本作最大の魅力である。

良かった点。

・アシュリー・ベルの絶叫は顔芸レベル
・舞台となるカリフォルニアと70年代

悪かった点。

・クライマックスの洞窟バトル
・殺人鬼の素顔がメガネオタク
・サソリのジョーが残念な扱い

1978年のカリフォルニアで起きた事件。
それがベースになっているという設定です。
実際にその事件があったのか曖昧であるが。

本作は主人公がとにかく不運。
最初は銀行強盗の人質になる。
車のトランクに押し込まれる。
次に殺人鬼に狙われてしまう。
あまりにも不運すぎる主人公。
それでも生命力は強いのです。

演じているアシュリー・ベルは年増感。
だが、実際はまだ30歳の老け顔です。
その証拠にスタイルは抜群と言えます。
何より魅力的なのは顔芸レベルの絶叫。
もしかすると、物語で一番盛り上がる。
それがアシュリー・ベルの絶叫なのだ。
ただ、彼女はずっと発狂している感じ。
途中からお腹いっぱいになってしまう。

肝心の殺人鬼はガスマスクがトレードマーク。
それなのに冒頭では素顔で颯爽と登場します。
これが演出として一番の失敗だと思いました。
やはり、殺人鬼は素顔が分からない方がいい。
殺人鬼がメガネのオタクっぽいと怖さは半減。

忘れちゃいけないサソリのジョー。
凄くいいキャラなのに扱いが残念。
もっと活躍させるべきキャラです。

クライマックスの洞窟の戦い。
本作の中で一番のクソな要素。
もう観る必要性がないレベル。
なぜそのような演出にしたか。
完全に監督の自己満足でした。

個人的には70年代の雰囲気が良かった。
映像、服装、車、それに音楽も良かった。
これだけでも非常に良い雰囲気があった。
あきしげ

あきしげ