安堵霊タラコフスキー

午後の網目の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

午後の網目(1943年製作の映画)
4.9
ジャン・コクトーの詩人の血やデュラックの貝殻と僧侶を髣髴とさせる神秘的かつ悪夢的短編

後のブレッソン作品にも通じる淡白な俳優の所作による超現実的行動の数々に頭がクラクラしつつも病み付きになってしまう

こういう実験的で芸術的なサイレント映画を見る度に会話主体のドラマの何倍も表現が優れているなとつくづく思う