午後の網目の作品情報・感想・評価

午後の網目1943年製作の映画)

Meshes of the Afternoon

製作国:

上映時間:14分

4.1

『午後の網目』に投稿された感想・評価

4.3

最初は音楽が怖うるさくて嫌だなぁ…しか入ってこなくてあんまりちゃんと見てなかったけど、無音版では改めて食い入るように見られた。

最初に影だけで花を掴もうとしたり、影だけ先に走っていくように見えたり…

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スーパーアバンギャルド

割った鏡を海に投げ捨てるところだーいすきだ

タナトスとリビドーの振り子。夢の中にまた夢が入れ込んでくる。花を拾い、家に入ろうとすると鍵が階段から落ちる。家に入るとリビングには不穏な空気が漂い、パンから零れ落ちるナイフ、受話器のとれた電話、レコ…

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マヤ・デレンさんが綺麗すぎるのと、その綺麗なマヤ・デレンが量産されてくのがおもろかった
こういうの観ると自分も何か撮って見ようかなって気になっちゃうんだよね。危ない!
Makiko
3.6

Wikipediaのマヤ・デレンのページに無音高画質バージョンがあります。
イメフォ上映版はテイジ・イトウ作曲の劇伴付き。

夢か現かわからない不思議な世界観だけど、走っても走っても追いつけないのと…

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Gya
-
生と死。夢と現実。
シュルレアリスムぽさもあるが、
サイレント映像で撮りたい絵をばっちり撮れてるんだろうなって感覚。
カット一つ一つが食べ応えあるって感じ。
リンチのロスト・ハイウェイ。

映像という言語のいいところを最大限に活かしてる感じ。圧倒的。音楽もいい。
最初に人形の腕によって一輪の花が置かれる、その時点で分かる。もうすごい。

マヤ・デレンがたとえば扉を開けるだけで、扉以外の…

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4.0
少しずつズレる出来事の重なり具合が絶妙。自分の魅力を誰よりも自覚しているマヤが映すマヤが美しい。
他の短編も秀逸だった。
時間と空間が幾重の層を成して、たくさんの私が私を見ている。この迷路の中を一つの肉体をもって、彷徨うのはどういう感じなのだろう。手のひらや足の裏にある感触、目に見えるものだけを頼りにして。

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