午後の網目の作品情報・感想・評価

午後の網目1943年製作の映画)

Meshes of the Afternoon

上映時間:14分

4.1

「午後の網目」に投稿された感想・評価

『アンダルシアの犬』のルイスブニュエル監督と違って「おりこうちゃんのためのシュルレアリスム映画」と呼ばれたマヤ・デレン監督の短編。

道端に落ちている花を拾う女の影。階段から落ちる鍵。家に入り うたた寝をすると、窓の外にはもう一人の自分が花を拾い鍵を落とし家に入ると窓の外にはもう一人の自分が…

無限ループ??夢の中の夢??
アバンギャルドな短編です。
nekosuki

nekosukiの感想・評価

3.5
今から57年前に作られたことが信じられないくらい斬新でモダンな映像。
女性のメイクやヘアスタイルやワイドパンツやサンダルなど、全く古さを感じさせないことに唖然とする。

石畳に落ちた花、ドアに向かう軽やかな足元、手元を滑り落ちるキー。
無駄の無い構図がおしゃれでPARCOのCMのよう。

白昼夢なのか?
テーブルのナイフ、鏡、自分を俯瞰して見ているような瞳のアップ。
事件の予感。

男性が現れた時にスラックスのシルエットを見て、初めて時代の古さを感じた。
もともと、ストーリーに意味はなく、観る人の主観で判断する作品なのだろう。
無機質な感じがシュールで個人的には好き。
H

Hの感想・評価

-
ちょっと把握しきれなかったけど、雅楽な階調に煽られる不安感がすごい。西欧文化圏に生きる人が聞いてもオリエンタルで不気味さは出ると思うけど、神的なものと結びついてるから恐ろしい感じだけひしひしと。
モノクロ。実験的なショートムービー。
フィルマに公開されてるジャケ写のインパクトがずっと気になってて、観たかった作品。

主人公マヤ・ディレンさんの悪夢を映像化したような、でも午後のうたた寝の夢のような雰囲気もあり…。サスペンスフルだったり、安らぎを感じさせるような音楽のせいもあるかもしれません。
鍵、ナイフ、鏡が象徴的に繰り返し現れる。
誰かを追いかける、を何度もリピートし、それを俯瞰する。
内容は理解できません…!でも、眠気を誘う理解不能さではないです。短いですし!
夢の覗き見を楽しめます。
じゅ

じゅの感想・評価

3.9
主人公の女性の夢を通じて深層心理を彷徨う感覚。謎の緊張感が伝わるカメラワークと、シュールな展開とPsychoBreakのキッド編にいたみたいなキャラクターから目が離せない。
1943年、戦中に作られた実験的作品とのこと。それとマヤ・デレン監督は少女の頃ユダヤ人迫害のいざこざでアメリカに移り住んだバックグラウンドを持っていたらしい。その辺考えると実は見た目以上にものすっごい深みのある1作だったりするんだろうか。
Aix

Aixの感想・評価

3.8
デヴィッドリンチのロストハイウェイ、マルホランドドライブ、インランドエンパイアに影響を与えた作品。

所謂シュルレアリスム的な映画。自我の分離、世界の分断、夢の中にいる主人公などなど、この作品はデヴィッドリンチに多大な影響を与えたようで、とても興味深かったです。部屋のセット、映像、登場するキーアイテムまでがデヴィッドリンチの作品に似ていました。まさにリンチの原点でしょう。

同系統の作品として、ルイスブニュエルのアンダルシアの犬がありますが、個人的には今作の方が断然好きでした。短尺でセリフもないため非常に見やすいです、オススメ。
ワイン飲んでたってのもあるけど、独特の浮遊感が不安にさせてくる。
音遊びならぬ映像遊びが楽しい見てて心地いい。
遊び心あるね。
内容は妻殺しで恐ろしいが美しい。
実験的で挑発的。
hm

hmの感想・評価

4.3
デイビットリンチのマルホランド・ドライブってこれのオマージュちゃう…?
彼にとってはバイブルなのかもな…。
n

nの感想・評価

-
デヴィッドリンチが参考にしてたらしくて知った。シュルレアリスティックで美しい。
ANNASUI

ANNASUIの感想・評価

3.2
シュルレアリスム映画は独特な再生速度なものが多いな〜BGMが不穏で怖い
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