kirito

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのkiritoのレビュー・感想・評価

4.2
【『人生最良の日』は自分で作りだすもの】

父『我が家の家系の男が代々持っている不思議な能力について教えよう(キリッ)』
私(え、フォースのことかな…(ドキドキ))


父『それは…タイムトラベルだ(キリッ)』
息子(真顔)
私(で、で、でたーw タイムリープものだw)


絶対、息子はこのときお父さんはついに頭おかしくなったのかって思ったに違いない。

息子→そんなにいうならちょっと確かめてくるっ!。

ー5分後ー
『マジでしたw』


こういう冒頭から始まる今作な訳だが、やっぱり良作でした!
Filmarks内の評価どおり、滅茶苦茶よかったです。


今作はなんと
【タイムトラベルは許す+世界線に影響を与えない】というまさかの良心設定。
過去に戻っても過去に存在する自分がいないということで、同じ世界に二人の人間が存在しないのである(画期的)。
そのため、いくらでもタイムトラベルすることができるよ(にっこり)


いやwこれチートだろwワロタw
こんなの何回でもやり直せるじゃん!!
セーブ前に戻るのと同じw
人生勝ち組きたな。

と思ってたら、実は制約があるのだ。(それは劇中で見てください。)


そして、
ある日、お父さんが最高の一日の過ごし方を教えてくれる。
それは、「自分が過ごした一日を戻ってやり直すこと」

主人公はこれを実践することで、一回目の生活では気付かなかったことが沢山あることを知る。


つまり、この映画は
「人生は何度でもやり直せると思うな。
お前ら、毎日、一分一秒を大切に必死に生きろ。」

というなんとも厳しくも、正しいことを教えてくれる映画だった。


さぁ、一度胸に手をあてて思い出してみよう!!
店員さんのやりとりで、こちらが横暴な態度になっていなかったか?
バスの少しの遅延に腹を立てなかったか?
常に感謝の気持ちを持てたか?
今日歩いた道の景色を楽しめたか?

なにか気づかされることがあるに違いない。

いやいや。
なんともすごいこと考えたよな。
これは泣ける映画ではないが、とっても心が温まる映画だった。


素晴らしい!!
これは本当に傑作なので、まだ観ておられない方は是非是非是非だ!!


2015.11.16
kirito

kirito