平凡なイギリス人男性が実はタイムトラベラーな映画。
タイムトラベラーと言っても、世界を危機から救うわけでも、彼女を逃れられない死から救うべく東京卍會と戦うわけでもない。
ただ普通に生活するだけなのだ。
人生って素晴らしい。
そんな感じの映画だった。
レイチェル・マクアダムスを妻にすればそりゃ人生素晴らしかろう。
ハックス将軍のくせに生意気だぞ。
レイチェル・マクアダムスの魅力は最大限引き出せていると思う。
これ以上無いくらいに。
そして、第２のヒロイン役が、父親のビル・ナイだ。
というか、ストーリー的にはメインヒロインかもしれん。
映画の核に近い人物で、映画の方向性が彼に委ねられていたと思う。
タイムトラベルを使える主人公を使って、そうでないところの価値を説いた映画。
しかし、説得力は、難しいだろう。
タイムトラベルを使ってレイチェル・マクアダムスを妻にしておいてどの口が言うのか。
こういうこと言う輩を善意の嘘野郎と言うのだ。
そんなわけで映画としては良かったが、その教えはなんとなく嘘臭い。
そんな映画だった。
