主人公の顔が時間が過ぎるほど洗練されていった気がしました。
あれ?こんな静かで強い目元だったっけ?
と、眺めているだけで心地良い人相に進化していった。
反してお相手の女性は、昔からあざといと感じてしまうタイプの顔and態度で、ちょっと乗れなかったのが悔しい。
タイムトラベルの仕組みがいまいち分かってなくて、過去にいくたびにもう一度「二度目」を繰り返しているのかと思ってました。子供のくだりで、あ、行って元の時間に帰って来れる系なんだ、と初めて分かり、そこから基本設計がちょっと雑に感じ初めてやや不信感。
でも終盤にかけて心の描写が丁寧になっていき、進化した表情と相まって、映画がどんどん良い質感になってきて、細かな事は気にならなくなりました。
主人公の、妹や父への気持ちにシンプルに共感できて、優しい気持ちで見れるようになっていきました。読後感はよかったです。
「お母さんがアンディー・ウォーホルと似てる」が面白すぎて、変な声出ました。