ひろと

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのひろとのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

一推しの映画!
タイトル通り、時間の大切さがよくわかる。主人公ティム一家の男は代々タイムスリップすることができ、自由に過去へ行けると言う設定。ティムはこの能力を自分のためだけでなく、叔父さんや家族のためにも使っていて素敵。叔父さんを助けようとして、やっと運命的に出会えたメアリーと出会ってないことになってしまったシーンは可哀想だった。でも、ティムはとても勇敢だから、最終的にはメアリーと結婚することができて本当に良かった!叔父さんは口当たりが悪いけど、なんだかんだで子供の誕生日にプレゼントを買って祝ったりとツンデレな所が推せる笑
妹のキットカットと一緒にタイムトラベルをするシーンもお気に入り!一家の男しかタイムトラベルができないから、ティムがその能力で補ている部分をキットカットは補ていない感じがしてちょっと可哀想。それに気づいたティムはキットカットにそのことを打ち明かして、良い恋人ができるように協力してあげる所が本当に人思いでいいなと思った。
お父さんが亡くなってしまって、最後に過去のお父さんに会いに行くシーンは何回観ても号泣。卓球のシーンと海辺を歩くシーンで二度泣ける。子供ができるとそれより過去に戻れないという設定が絶妙だと思う。あれだけ慕っていた自分の父親に二度と会えなくなってしまうということを承知で、子供が欲しいというメアリーの気持ちに応えられるティムは本当に勇敢。 
ティムはお父さんから、1日を二度繰り返すと1回では分からなかったことに気が付けるというアドバイスを貰う。それはそれで幸せな生き方だと思うけど、最終的にティムが考えた一番の幸せな時間の使い方はそうではなかった。それはタイムトラベルを使うのではなく、今流れている1秒1秒の時間をもう戻れないものだと思って大切に使うことという素晴らしい考え方だった。この終わり方だからこそ、タイムトラベルができない自分にも物凄く刺さったんだと思う。この映画を観て、今生きている時間を大切にしなきゃなと思った。物語や映画の雰囲気が良いだけでなく、教訓も得られる本当に最高の映画! 作中で使われている音楽も大好きで、How long will I love youとMid Airは時々聴きたくなる笑
あと、お父さん役のビル・ナイが英国紳士って感じで大好き笑
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