Punisher田中

アバウト・タイム 愛おしい時間についてのPunisher田中のレビュー・感想・評価

3.9
ティムはイギリスのコーンウォールに住むごく平凡な青年。父、母、いつも上の空のデズモンド叔父さん、自由気ままな妹のキット・カットと暮らしている。
しかし、21才になった時、父から一族の男には密室に入ると過去に遡る事ができる能力があると言われる。ただし、過去に訪れた場所に行く事しかできない。金や名声のために能力を使うなと忠告され、彼女を作るために能力を使うことに決めたティムのお話。

小さいことで能力を使う主人公を見て人間だなって感じてクスッとした。ストーリーはしっかりしていて、人生の素晴らしさを感じることが出来た。この頃、パソコンは壊れるし、メモリースティックのデータは全て消えるし、デザイン案も失くすしで「死にたい」としか考えられなかったが、この映画を観て立ち直れた。
今迄、過ごしてきた日常がとても幸せだったんだと感じた。それはこれからも続くだろうと思う。いつしか、誰かを好きになって、大切な人と映画を観て、少し小洒落たカフェでコーヒーを飲んで、たまに公園でバカみたいに遊んで。辛いこともあるだろうけど、幸せはどこにでも転がっている。そう感じさせてくれる映画だった。