溜めに溜めてようやく鑑賞。
家での鑑賞だったけど、エンドロールが終わった後、席を立ちスクリーンを背にし扉の先の光を浴びるかのような気持ちになるくらい違う世界にいけた作品。
始まりから終わりまで恋愛SFという躓きそうな題材なのに綺麗に収まっていた。
主演2人のナチュラルな演技があったからこそ。そして主張しすぎないテーマに合わせたBGM。どれも自然体で素晴らしかった。
結婚式のシーンが好きすぎた。
メアリーはこの曲は嫌と言ってたのに、当日サプライズでメアリーは彼のためにその曲を入場曲にした。この時のメアリーの表情とジェスチャー。最高すぎる!
結婚式でのシーンは特にレイチェル・マクアダムスの演技が光っていた。
10年ほどウェディング業界で働いていた事もあって新婦の幸せそうな表情をよく目にしていた。そしてその表情をマクアダムスは見事に再現!そのまんますぎてビックリした。 注目しよう、この女優さん。
ストーリーについて。
タイムトラベル。羨ましいぜ!
何度もリセット出来るなら、幸せな日々を過ごせたのじゃないか。と考えてしまう。
好きな人と上手くいけるだけで幸せだもん。
タイミングを逃した時も引き返せるんだもんね。
ただ、それだと多分どこかで何も無くなりそうな気がした。
ドラマなんてそう簡単に起こるものじゃない。1年に1回訪れるなんて事も奇跡に近い。
そんなドラマが訪れた時、自分がどう変わるのか。わからないから人生楽しいのだ。
そして、どんな事にも向き合い戦い抜ける心を身につける為には経験で鍛えないといけない。
メアリーがティムの家族に会いに行った時、母からメアリーに質問したシーンすごく勉強になりました。
長所ではなく "短所を聞く" 事でその人の深みがわかるし、自分に出来ることがあれば救うことができる。
長所を語るより短所を打ち明ける大事さがわかったとこで、それを伝えられるような勇気とその人への信頼力を身に付けたい。